🐙 夏、海の中では命のドラマが始まる。

こんにちは。
能登島のタコ漁師平山です🐙

夏の能登島は、タコ漁のハイシーズン。
理由はシンプルで、今はタコの産卵期だからです。

水温が上がると、タコたちは産卵のために浅場へと移動してきます。
岩場や転石帯(てんせきたい)に入り込み、雌は岩のすき間に産卵床を作り、卵を守ります。
こうした“抱卵中”の個体が増えることで、漁場には多くのタコが現れるようになります。

仕掛けをあげる手にも、夏は自然と力が入る。
「この一杯は、どうかいい状態でありますように」と願いながら、
一つひとつ丁寧に引き上げています。

🐚 今日の一皿

この時期におすすめなのが、タコの冷製マリネ。
産卵前のタコは身が少し緩みますが、旨みはしっかり。

オリーブオイルや柑橘とも相性がよく、暑い夏にもさっぱり食べられます。
軽く塩ゆでしたタコをスライスして、スダチやレモン、オリーブオイルで和えるだけで完成。
噛むたびに広がる旨みは、まさに“能登の夏のごちそう”です。

🌊 終わりに

夏の海は、タコたちの命のドラマであふれています。
ただ獲るだけでなく、海の中で何が起きているのかを知ることで、
一杯のタコがもっと味わい深く感じられる——そんな気がしています。

そんな思いも一緒に、これからも自然のリズムに寄り添いながら、
一杯ずつ心を込めて、能登島から届けていきます。

次回は「タコの”良し悪し”を見分けるプロの目利き」について、ちょっと話してみようかな。

一杯のタコに、いっぱいの想いを込めて🐙